人気ブログランキング | 話題のタグを見る

編み物

編み物_f0011663_1002871.jpg

手編みの手袋。
私よりもちょっと年上の知り合いの方が編んでくださいました。
手が小さくて、市販のだと指先があまってしまう私にはジャストサイズの5本指手袋です。
綺麗な色合い。
手作りなのがとても嬉しい。

編み物_f0011663_1042862.jpg

手編みの靴下。
最近、母が編んでくれました。
渋めのグレーの霜降り。
少し厚めで暖かいので、寒いこの時期とても嬉しい。
そして、やはり手作りなのが何より嬉しい。

手作りは嬉しいものだけど、考えてみたら私が今まで編んだものをプレゼントして、喜んでもらったことってないかも。
最初は学生の時。
短大2年の冬でした。
当時あこがれていて、たまにご飯を食べに行ったりして、つきあっているのかいないのか微妙な状況の社会人の彼に、セーターを編むという強行にでたのです。
マフラーとか、手袋にしておけば良かったものをいきなりセーター。
渡した翌日「重い・・・・」という理由でふられました。

2度目は社会人になって2年目の冬。
当時の彼に。
つきあってという言葉はなかったけれど、夏は海に冬はスキーに、普段も毎週会っていてこれをつきあうと言わずして何を言うのかという状況。
もういいでしょ、編んでも。
そんな気持ちで、またしてもマフラーなどの小物をすっとばし、前回よりもさらに高度なカーディガンにいどむ私。
前身ごろは縄編みで、ポケット付き。木のボタンも付け、完成度は自分なりにかなり高かった。
張り切って渡したのに、その後彼がそのカーディガンを着ているのを見たことがありませんでした。
「私と会っていない時に着ているのね。恥ずかしがらなくてもいいのに」と勝手に解釈してました。
そして次のウィンターシーズン。
やはり着ているのを見ないまま、そろそろ春が近づいてきました。
さすがに私にもあせりが・・・・
「ねぇ、あのカーディガン着てる?」
「うん、着てるよ。雪かきの時にね」
ガーン。雪かき専用・・・しかもジャンパーの下に。
それ以来、着るものはいっさい編まなくなりました。

いや、今だったら彼の気持ちもなんとなく理解できます。
私の、彼を思う気持ちのベクトルがちょっと違った方向に進んでしまい、それがカーディガンのセンスに暗い影を落としてしまったことも。
しまいこまずに、せめても雪かきのときにと、着てくれた彼の優しさを嬉しく思おう。
by peach-jamjam | 2011-01-25 10:41 | お気に入り