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霰粒腫(さんりゅうしゅ)

昨年末から下まぶた(目じり)にポツンと小さなできものができてます。
最初、めっぱ(北海道ではものもらいのことをめっぱといいます)かなぁ~と
思い痛みもまったくないし、そのうち治るだろうと思っていたら
どんどん大きくなっていったので年が明けてすぐに眼科に行きました。
ちょうど実家にいたので札幌のそこそこ有名な眼科に行こうと思い、まわりの人に
聞いてみると北区にある大〇眼科かがいいらしいと聞いたのでさっそく病院へ。

着いてびっくり!大きい~。しかも混み混み~。
どれだけ待たされるだろうと思っていたけど受付を済ませて問診票を出したら
5分くらいで診察室へ。
先生は50代と思われる女医さん。
ひととおり経過を説明すると「これは、まぶたにあるマイボーム線という脂肪を出す
所が詰まってしまって脂肪が固まっている状態で霰粒腫だわ。
切るわ。これくらいだったら麻酔はしないわ」
と言いながら小さなメスを目の前に。
目の前に刃物がちらつくのって怖い。しかもこの治療、想像以上に痛かったのです。
どうやら脂肪は下まぶたの裏側(アッカンベーした時に見える赤い部分)にも
広がっていたらしくその部分の脂肪を最初に取ったのですが取るといっても
脂肪だけポロリンと切れるわけではなくどうしてもまわりの皮膚も切ります。
まぶたの裏は薄いせいか痛みが半端じゃない。
2分ほど我慢してましたがあまりの痛さに「い・いたいんですが・・・・」と言うと
「じゃっ、やめる?」と先生。
でもでもここまで我慢したのに・・・・
「いえ、やめません」
治療続行。
でもでもやっぱりかなり痛い。くっぅーーと我慢しながら治療が早く終わらないかと
思っていたら先生がいったん治療用具を置いたので「終わった~、良かった~~」
と思い「終わったんですね」と喜びいさんで聞くと「まだまだこれから」
えっー、もう限界です。
「先生、ほんとにすごく痛いんです」と言ってみると冷たいトーンの声で「じゃっ、やめる?
私はやめたっていいのよ」
それを聞いた瞬間、「やめます」とはっきり伝えました。
なんだよぉ~この先生と思いながら、会計を済ませて隣の調剤薬局で薬の
説明を聞いている時に全部とりきれなかった事と治療時の話をすると
さっと先生の名前を見て「あっ~・・・この先生ね・・・評判悪いんですよね。
どうもプライドがすごく高いらしくて。よく患者さんから苦情を聞きます。
今度先生を変えてみたらいかがでしょう」
やっぱりね。どうりで態度が冷たい&傲慢だったわと思いながら薬局を後に。
紋別に帰ってきてからネットで霰粒腫について調べてみると切開する時は
局所麻酔をするって書いてありました。小さな子供は全身麻酔とも(小さな子は
動いちゃうので目のところは危ないっていうのもあると思うけど)。
うぅぅっ、どうりで痛いと思った。
数日後友達に会うと「目の下どうしたの?」と聞かれたので
説明し眼科での事も話すと「あっ、その先生知ってる。前に眼科でひどい目に
あった時にネットで評判の悪い先生を調べてみたら、その先生の名前があがってて
散々な評判だったよ」
やっぱりかぁ・・・でもネット上で散々な評判ってどんなけ評判悪いんだろう。
そういえばあんなに混んでるのに5分で診察室に通されることが不自然だよなぁ。
そして私の下まぶたには少しは小さくなったけど相変わらずちっちゃーくポツンと
脂肪の塊が。
脂肪なので色も白いしそれほど大きくはないけどやっぱり至近距離で人と話すと
相手の人が気になるみたいで、話している時の相手の人の目線がまっすぐじゃなくて
微妙に両目が私の左目に寄ってます。
うーん、やっぱりもう一度ちゃんと診てもらおう。今度は違う先生に。
そしてまたしても大○眼科に。
受付で先生を変えてくださいと言うと「どの先生にしますか?」と聞かれました。
とっさに「腕が良くて、人柄がいい先生に」と答える私。
受付の人が固まってます。
うーんうーんと悩んで「じゃ、この前の先生以外で」。
確かにこの要望で「では○○先生ですね」とは答えにくいよなぁ~。
とっさとはいえもうちょっとちゃんとした要望にすれば良かったよ~~。
ドキドキしながら診察してもらうと先生はこの上なく優しい先生でした。
そしてムリに切開するのはやめて薬での治療になりました。
薬の治療をすること2週間。今でもほんのちょっとプツンと脂肪の塊はありますが
だいぶ良くなってきました。
どんな病院でもそうだと思いますが病院の良い評判よりもその病院に
いる先生の評判の方が重要だなぁと今回の事でよくわかりました。
by peach-jamjam | 2006-02-13 09:00 | 日々のこと