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歩くのだ

散歩嫌いなアンディー。
「お散歩行くよ~」と声をかけると、明らかに不機嫌そうな顔になり横を向きます。

それでもリードをつけると観念するようで、イヤイヤながらも外に出ます。
いつも行く公園までは交通量が多いので、公園までは抱っこ散歩。
公園に着くとあっちの匂いをクンクンこっちの匂いをクンクン。
結構楽しそうに自ら歩きます。
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その後ろ姿を見る度に成長したな~と思う。
歩いてるのを見るだけで・・・・と思いますよね。
私もワンコはみ~んなお散歩が大好きなんでしょって思ってました。

しかし・・・・アンディー・・・・車怖い、自転車怖い、犬怖い、3人以上の人怖い・・・・
怖いものだらけ。
以前は外に出ても、固まって動かなかったんです。

怖いものだらけになってしまった考えられる2つの理由。
1つめは、アンディーがうちにきたのが生後3ヵ月だったのですが、
生後1か月を過ぎた頃からお店のゲージの中にいたようで、
「犬の社会化期」と言われている生後3か月までを、親や兄弟や人と触れ合うことなく、
1ヶ月半以上も狭いゲージの中にひとりっきりでいたこと。

2つめはうちに来た時に体重が1キロも満たなくて、しかも2月の厳寒の札幌。
暖かいものに包んで外に出ても寒さで震えていて、これはダメだ、もっと大きくなったら、
もっと暖かくなったらと・・・・春になるのを待っていたら5か月を過ぎてしまい
いろんなことを吸収する大切な時を家の中だけで過ごさせてしまい、いろんなものを苦手にしてしまいました。

外に出ても、怖がって歩かないのを見て「もっと何かできなかったんだろうか・・・・」と
思い悩みましたが、思っても思っても過去には戻れない。
これから少しずつでもいいから歩くようにと、毎日少しずつ試行錯誤しながら
チャレンジしてみました。

最初の頃は、車の音が怖いのなら早朝はどうだろうと朝の4時くらい起きて
外に連れ出してみましたが、朝の4時でも車って通るんですよね。
あえなく失敗。
では車が通らない公園までは抱っこして、公園に入ったら歩かせよう作戦に。

10歩くらい歩いたら抱っこしてくれ~を数か月。
その後、ちょっと匂いをかぐ楽しさを知ったようで、好きな方向にちょっと歩くようになりました。
でも1分くらい。
それをしばらく繰り返し、5分くらい歩くようになり、公園を半周くらいできるようになり、
今では公園を一回り。
歩いている後ろ姿を見ると「時間かけちゃったね、本当にごめんね」と
「犬っておとなになってもちゃんと成長するんだな~」って思いが湧いてきます。
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「なぁに?早く帰ろうよ~」
そうなんです、歩いて満足すると家に帰ろう光線発射。
はいはい。帰りますか。

アンディーとの散歩で知ったことがもう一つ。
今まで見てきたようであまり見ていなかった四季の変化に気が付くようになりました。

春のまぶしい緑も、夏の露地に咲く紫陽花の美しさも、秋の銀杏の葉の黄色の鮮やかさも、冬の一面真っ白い景色に更に光る白いものが積み重なっていくさまも、見てはいても記憶に留まることもなく、目の前を流れてくいくだけでした。
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黄色が綺麗だね~~。

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週末、いつもの公園ではなくて、足を延ばして大きな公園に行ってみたら
銀杏の葉で綺麗な道ができてました。
カサカサカサカサ・・・・・・・音もいい音。
銀杏の香りもしてました。
by peach-jamjam | 2012-11-12 10:17 | ワンコ